本緑青仕上げ

緑青促進剤による化学発色処理+クリヤー塗装

気品と工芸度の高い天然緑青は長い年月を経た銅合金のすばらしい自然の仕上げです。 この天然緑青の風合いを特殊技術により短期間での意匠仕上げとして可能にしました。「本緑青仕上げ」には青色と黒色の2種類の色合いがあります。テクスチャー(模様)等は、ご対応致しますのでご相談下さい。

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対象母材(金属)

黄銅(真鍮)
丹銅

母材表面

NO4材
HL材

詳細

新築社寺の銅屋根や銅樋の美しい銅の黄金色が長年の風雨にさらされ、薄黒いあばた状の錆が発生してその後暗褐色から黒褐色になり、最後に気品と工芸度の高い天然緑青が生成されます。この貴重な天然緑青の風合いを短期間の工程にて当社工場で忠実に再現したものが、この本緑青仕上げです。
本緑青仕上げは銅や銅合金の着色方法の1つで、緑青促進薬剤にて発生を促進させる化学発色です。熟練工が一品一品ハンドメイド(手作業)しますので、一枚一枚が個性ある仕上がりとなります。又製品を浸漬せず、刷毛やローラーにて薬剤を塗る方法(乾式工法)ですので水穴や裏材の心配がなく、製品の大きさも不問です。
色調は大きく分けて青色と黒色に分けられます。ただしテクスチャー(模様)は色々なものに対応できますのでご相談下さい。色調が一定したところで保護クリヤーを塗装します。
クリヤーは基本的にラッカー樹脂系の物を使用します。薬品により酸化した硫酸銅が経年変化で塩化銅などに促進・生成されて塩基性塩となれば強固な皮膜になります。クリヤーは皮膜下で天然緑青の生成されるまでの仮保護的な意味合いです。艶は基本的に艶消しです。

もっと知りたい方は緑青仕上げQ&Aコーナーへ

注意その他
  • 製作完了後(成型後処理)の表面処理なので、本緑青処理後の曲げやカット・穴あけは緑青やクリヤーの剥離原因となります。
  • 加工製品寸法は幅1500㎜、長さ5500㎜、重量100㎏までを目安にお願いします。これ以上のサイズに関しては別途ご相談下さい。
  • 銅合金は基本的に経時により変色が進行する素材です。(木材などと同様)本緑青仕上げに関しても経年変化するものです。ご理解頂いた上でご使用下さい。
  • 緑青仕上げは工場処理仕上げです。工事現場での現場施工は設備上・環境上さまざまな問題がありますので、当社では現場施工を行っておりません。
  • 真鍮などの銅合金の素材は、黄色~赤色までの多少色差があります。本緑青処理した場合でも多少その色差は出てきます。
  • 補修に関しては、共色HLによるタッチアップとします。必要とされる場合はお申し付け下さい。
  • 表面のお手入れにベンジンやラッカーシンナーやスコッチ等はご使用にならないで下さい。色落ちやクリヤー剥離の原因となります。柔らかいウエスに中性洗剤にて定期的な水拭きとその後、水気を取るためにカラ拭きをお願いします。
  • 緑青仕上げの意匠面に養生テープやガムテープなのど粘着性のテープを貼る事は、緑青皮膜やクリヤー剥離の原因となりますので、現場でのご配慮をお願いします。
  • 色調や柄に関しては1品1品が手作業であることと、天然変化を活かす仕上げである2点の為に見本とイメージが変わったり、多少の色差が発生する場合があります。
  • 特に施工したての製品は、緑青錆の根が十分に定着しておらず、取り扱いに注意が必要です。
  • サンプルはイメージです。本緑青仕上げはその自然な性質上サンプルの雰因気を再現しようとするもので、まったく同じテクスチャ(模様)にはなりかねます。ご理解の上ご採用願います。