本赤錆仕上げ

赤錆促進剤による化学発色処理+クリヤー塗装

スチールが経年変化であらわす赤錆を人工的に促進し、意匠的に調整したものがこの「本赤錆仕上げ」となっております。
赤錆の立体的な部分にさまざまな色のテクスチャー(模様)が発生しますので、一品一様の仕上げです。

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対象母材

スチール

母材表面

みがき材

詳細

鉄製の製品が風雨や経時変化を経て、赤色や部分的に黒色の錆びを発生します。この模様や色がユニークなので意匠品に使用されるのですが、当社工場でも人工的に比較的短期間で鉄の赤錆を促進させる化学発色を行っております。緑青仕上げと同様に熟練工が一品一品ハンドメイド(手作業)しますので、一枚一枚が個性のあるテクスチャー(模様)となります。又製品を浸漬せず、刷毛やローラーにて薬剤を塗る(乾式工法)ので水穴や裏材の錆びなどの心配がなく製品の大きさも不問です。
 本赤錆仕上げの色調は赤色主体の仕上げと黒色主体の仕上げとに分けられます。ただしテクスチャー(模様)は製品により様々な柄の感じが発生してきます。ですので見本は色の感じ(イメージ)をつかんで頂きます様お願いいたします。
 又赤錆は銅合金などの緑青錆びである自然化成皮膜(塩基性塩)のような頑固な密着錆びの部分だけでなく「浮き錆び」と呼ばれる剥離のしやすい錆び層があります。この部分を出来る限り落として赤錆の密着錆び部分を色調整した後に保護クリヤーを塗装します。クリヤーはウレタン樹脂系のもので、艶が3分艶程度のマット調を基準としております。

注意その他
  • 製品完了後(成型後処理)の表面処理なので、本赤錆処理後の曲げやカット・穴あけは赤錆やクリヤー剥離原因となります。
  • 加工製品寸法は幅1500㎜、長さ5500㎜、重量100㎏までを目安にお願いします。これ以上のサイズに関しては別途ご相談下さい。
  • 鉄は基本的に経時により変色が進行する素材です。本赤錆仕上げに関しても経年変化します。 ご理解を頂いた上でご使用下さい。
  • 本赤錆仕上げは工場処理仕上です。工事現場での現地施工は環境上・設備上さまざまな問題がありますので、当社では現場施工を行っておりません。
  • 補修に関しては、共色の赤錆色によるタッチアップとします。
  • 表面のお手入れにベンジンやラッカーシンナー・スコッチ等はご使用にならないで下さい。色落ちやクリヤー剥離の原因となります。柔らかいウエスに中性洗剤にて定期的な水拭きと、その後水気をとるためにカラ拭きをお願いします。
  • 本赤錆仕上げの意匠面に養生テープやガムテープなのど粘着性のテープを貼る事は、赤錆皮膜やクリヤー剥離の原因となりますので、現場でのご配慮をお願いします。特に施工したての製品は本赤錆の根が十分に定着しておらず取り扱いに注意が必要です。
  • 色調や柄に関しては1品1品が手作業であることと、天然変化を活かす仕上げである2点の為に見本とイメージが変わったり、多少の色差が発生する場合があります。
  • サンプルのイメージです。本赤錆仕上げは、その自然な性質上、サンプルの雰囲気を再現しようするものでまったく同じテクスチャ(模様)にはなりかねます。ご理解の上、ご採用願います。