ブログ

2012年6月16日

新表面処理の発表

 

ご無沙汰しておりました。


三田の写真

ブログを楽しみにして頂いている<奇特な>お方もおられると聞き、
うれしく思います。
間を空けずに頑張りますので、応援よろしくお願いします。

いつも新しい仕事のアイデアはお客様から
頂くことが多いのですが、今回も同様です。
『スチールやステンレス、そしてアルミに硫化イブシ風が出来ないか?』
と言う要望には、表面加工が
ヘアライン(直線で髪の毛のような研磨痕)のみで応えていました。
最近はヘアラインだけではなく、
『バイブレーションもしくはスリーSの
 表面加工(アトランダムな渦巻き模様の研磨痕)が出来ないか?』
と言う要望が増えておりました。
ヘアラインに比べ、バイブレーションを硫化調塗装で表現することは
技術的に難しく今まではずっとお断りしていました。
その間も、ライバル会社はあの手この手で
バイブの硫化調を出されていたかもしれません。(もったいない)

今回もお客様にそのような要望をいただきました。
無下にお断りできないので、一旦会社へ持ち帰りました。
家に帰って「トライしよう」と腹を決め、
次の日、会長にその話をそれとなく投げかけました。
「ステンレスにバイブレーション調で硫化イブシ調にしたいのだが可能か?」
と…。
会長は『難しいな…』と言ったきりでした。
そうこうしている間に、
新規顧客への営業やブログでも紹介させていただいた
O社の社長さんのところへ伺ったりして忙しく、
そのことを忘れていました。

ある日の朝会で、N班長が
『会長が新しい製品の取り組みをしている。試行錯誤してやっている。
 自分達もいくつになってもそういう取り組みをしなければならない』
という主旨の話をしてくれておりました。
そこで会長が硫化イブシ調塗装のバイブレーション仕上げ
チャレンジしてくれていることを初めて確認しました。
この前、本赤錆仕上げで四苦八苦し、なおかつ失敗に至った残り板を使って
試作を進めてくれていました。
あまりに無駄のない試作に関心と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ということで
当社の『硫化イブシ色バイブレーション仕上げ』ぜひ、見てください。

ちなみに生地はこれです。


スチール板による写真奥から真鍮風バイブ硫化・
中央 ブロンズ風バイブ硫化・手前 銅風バイブ硫化


銅風バイブ硫化色仕上げ


真鍮風バイブ硫化色仕上げ


ブロンズ風バイブ硫化色仕上げ

最後にぜひこれをPRしたく考えております。
皆様の問い合わせをぜひお待ちしております。


 これをどうぞよろしく 三田でした。