この言葉で人生を語れる人は、たくさんおられると思います。
程度の大小はあると思いますが、人生を歩いていく上で
非常に大切なキーワードであることは間違いないからです。
今回はこのキーワードで2週にわたって更新したいと思います。
昨日、社用車で移動時にNHKのラジオを聴いていました。
その番組に出演されていたのは、三浦明利さんという
28歳の住職でシンガーソングライターの方です。
小さいころから音楽が好きで、学生のときは所属していたバンドでグランプリをとり
将来は、そういう方向で頑張っていきたいと夢見ていたそうです。
しかし大学生のときに突然
住職をされていた父親が失踪され、大変なショックを受けられました。
バンドを続けるどころか大学も続けることが難しくなり、
母親も心労と病気で倒れてしまわれたそうです。
そういう中で、20代続いたお寺を存続させるために
父の跡を継いで住職になることを決められました。
優しかった母親も自分が住職になると決めたころから、非常に厳しく指導するようになり
檀家の皆様には教え・助けられてばかりだそうですが、そういった周りの支えがあって
いま自分が生かされていると実感する毎日であると話しておられました。
ありがたいとも言われていました。
『有り難い』、そのようなことが難しい、つまり『無いことが有る』ような、
稀有なことであるから感謝しないといけないともおっしゃっていました。
( 次回続く )