製品に塗料を流しかける塗装方法で、この方法には2種類ありフローコーター塗装とカーテンコーター塗装に分けられる。又塗装には大別して霧化法と流動法があり、フローコーター塗りは流動法の1つである。スプレー塗りよりも塗料の損失が少なく、量産塗装に用いられる。
フローコーター塗装のしくみとしては、塗料を多くのノズルから噴出させ、その間に製品を通して塗装する方法である。注意は溶剤損失があるので、溶剤補給の管理をしなければならない。又製品の垂直部は上と下で膜厚の差ができたり、切欠けの穴などの下側に同様の膜厚の差が出来る。
カーテンコーター塗装は塗料をスリットからカーテン状に落下させ、その下に製品を通過させることにより塗装する方法である。平面状のものを連続して塗装することに適している。塗装速度が速く厚塗りが出来、膜厚は均一である。