粉体塗装とは粉状の塗料を用いた塗装のことである。
粉体塗装は製品に塗装した後、熱して粉を溶かし、塗膜にする。特長としては溶剤を含まないので、衛生面や公害面・火災等の危険面に対して優れている。又溶剤系塗料のようなセッティングがいらない。
反面、異種の塗料や違う色を十分な清掃洗浄が出来ていないで、同一のブースで塗装した場合、凹みやブツが発生し、塗膜欠陥を生ずる場合がある。又塗料の貯 蔵や保管場所の温度・湿度によってはブロッキングという粉体の粒子同士がくっついて大きな塊になる現象が生じるので注意が要る。