硫化いぶし仕上げ(銅古味)

乾式硫化発色処理+クリヤー塗装

銅合金が経年変化のある段階であらわれる茶褐色の表面意匠を人工的に促進した加工仕上げが硫化いぶし仕上げです。 淡色・中間色・濃色の3種類の色合いが揃っております。

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対象母材

黄銅(真鍮)
丹銅

その他の銅合金

母材表面

HL材
HLエッチング材
3S材(鏡面材
・ビーズ材は発色不可)

詳細(硫化いぶし仕上げ

銅合金(丹銅・真鍮・銅・その他)等の着色方法の1つで硫化着色剤を直接製品に塗布し、製品表面に薄い酸化皮膜をつくって着色します。いわゆる乾式工法ですので大型製品・スチール・SUSなどの補強付製品・水抜き穴などが開けられない製品の着色には非常に有効です。又熟練工の一品一品のハンドメイド(手作業)による仕上げですので付加価値の高い製品となります。
 GB仕上げと呼ぶ方もおられますが、こちらは湿式工法で製品を薬剤ドブ漬けにして黒く発色させた後、ブラッシングで色を調える製法で銅ブロンズメッキなどと呼ばれています。ドアハンドルやカギ金物などの着色に使用されております。(当社では、GB仕上げは採用しておりません)
 硫化いぶし仕上げの色調は大きく分けて淡色・濃色、その間の中間色が基本となりますが、淡色より薄い淡々色、淡色と中間色の間の淡中色、中間色と濃色の間の中濃色、濃色より濃い濃々色など、細かなご希望にも対応いたします。
表面に硫化いぶし処理をした後、美観保護の為にクリヤー塗装を行います。クリヤーはウレタン樹脂系のものを使用します。艶は基本的に全艶ですが、ご希望により半艶や3分艶(7分消し)等の艶調整が可能です。

もっと知りたい方は硫化いぶし(色)Q&Aコーナーへ

注意その他(硫化いぶし仕上げ
  • 製作完了後(成型後処理)の表面処理なので、硫化いぶし仕上げ処理後の曲げやカット・穴あけは硫化やクリヤーの剥離原因となります。
  • 加工製品寸法は幅1500㎜、長さ5500㎜、重量100㎏までを目安にお願いします。これ以上のサイズに関しては別途ご相談下さい。
  • 銅合金は基本的に経時により変色が進行する素材です。(木材などと同様)硫化いぶしに関しても経年変化するものです。ご理解頂いた上でご使用下さい。
  • 硫化いぶし仕上げは工場処理仕上げです。工事現場での現場施工は設備上・環境上さまざまな問題がありますので、当社では硫化いぶし仕上げの現場施工は行っておりません。
  • 真鍮などの銅合金の素材は、黄色~赤色までの多少色差があります。硫化しぶし仕上げ処理した場合でも多少その色差は出てきます。
  • 補修に関しては、共色メタリックによるタッチアップとします。必要とされる場合はお申し付け下さい。
  • 表面のお手入れにベンジンやラッカーシンナーやスコッチ等はご使用にならないで下さい。色落ちやクリヤー剥離の原因となります。柔らかいウエスに中性洗剤にて定期的な水拭きと、その後水気を取る為にカラ拭きをお願いします。
  • 硫化いぶしの意匠面に養生テープやガムテープなのど粘着性のテープを貼る事は、硫化いぶし皮膜やクリヤー剥離の原因となりますので、現場でのご配慮をお願いします。
  • 色調や柄に関しては1品1品が手作業であることと、天然変化を活かす仕上げである2点の為に見本とイメージが変わったり、多少の色差が発生する場合があります。
  • 硫化いぶし仕上げは溶接箇所にも発色します。ただその部分は全体より少しうすく仕上がります。